[仕事] 全ての経験には意味があり繋がっている

正直なところ、そこまで計画・計算して人生を歩んできた訳ではありませんが、自分が歩んで来た道を振り返ってい見ると、そこには不思議な繋がりがあることに気づきました。
きっと、世の中というのはそういうものなのでしょう。

これまでの経験を思い出してみました。

  1. 大学の卒業研究では、ロボットアームでコーヒー缶のような物体を掴む為に、2台のCCDカメラで取り込んだ缶の表面画像を二値化するというプログラムを作成しました。
  2. 社会人になって初めて務めた会社では、DTP・プリプレスシステムを専門に扱う商社のエンジニアでした。そこでは、Macintosh・RIPサーバ・イメージセッター・自動現像機を使用したシステムの構築・導入・保守を担当していました。
  3. 次の勤務先では、Linux を用いた携帯サービスを提供するサーバの構築・運用管理を行っていました。いわゆる「ドットコムブーム」真っ盛りの頃です。
  4. その後中堅SIerで勤務し、大学をメインにサーバを中心としたインフラSEとして、設計から運用保守までを行ってきました。その時、Linux・Solaris・Widows系サーバを経験しました。
  5. そして今、AIX 上に構築されたコンテンツ管理サーバの運用管理を担当しようとしています。

改めて、大学生の頃に経験していたことから始まり、1社目から現在の4社目までの経験が意図せず繋がっていることに驚きました。

現在の仕事にあたる「5.」では、AIX を使用します。AIX 自体は初めて触ります。しかし、AIX は、IBM の UNIX系OSですので、それ以前の「3.」「4.」で Linux や Solaris を経験しているため、恐らくなんとかなると思います。

また、「5.」のシステムは、このシステムで処理した画像が、組版サーバへ送られます。「5.」のシステム自体は初めて経験することなのですが、「2.」でプリプレスシステムを経験しており、偶然にも「5.」のシステムの後半以降を既に経験していた為、話の分かるところが多々あります。
加えて、「5.」のシステムで行われる画像処理の中に、二値化処理をおこなうところがあり、これは、「1.」でそのプログラム作成を経験している為、システムの内容を理解するのに役立っています。

そもそも、小学生の頃にゲームウォッチファミコンにハマったことがきっかけで、大学生の頃にコンピュータに興味を持ちました。

振り返ってみると、いろいろな偶然が重なって、現在の状況や環境があるように思えます。
しかし、その反面、それは必然だったのではないかとも思えます。
恐らく、これこそが経験の意味するところなのではないでしょうか。