[音楽] 日本の夏。PUNKの夏。

今回も私がPUNKやメロコアにハマるきっかけになったバンド・アルバムを紹介したいと思います。
このアルバムを聴いた時には、衝撃が走りました。
1曲目を聴いて、鳥肌が立ち、一発でファンになりました。
「THE MAD CAPSULE MARKETS」の「CAPSULE SOUP」を紹介します。

一言、「めっさカッコいい」アルバムです。必聴。
・・・では終わってしまうので、少し感想など。
# 実際、聴いた方が絶対に間違いなんですけどね。

高校生の頃に我が師匠「hide」 が、音楽雑誌で今一押しのカッコいいバンド・アルバムとして、この「CAPSULE SOUP」を上げていて、速攻でレコード屋に買いに行きました。

とにかく驚いたのが、ギターと思っていた音がベースの音だったこと。
こんなに歪んだベースの音は聞いたことがありませんでした。

で、「CAPSULE SOUP」の紹介ですが、
1曲目の「BACH SLEEPS.」は、タイトルからも察することができますが、バッハの小フーガをアレンジした曲。とにかくメチャクチャ歪んだベースの音がカッコいい。いかにもPUNKです。
当時、X にハマっていた私としては、「Rose of Pain」のイントロでも小フーガがフィーチャーされているからみもあり、テンション上がりまくりでした。今聞いても、ドキドキします。

そして、2曲目の「セルフコントロール」。
1曲目と打って変わって、ピアノの音から入る静かな曲かと思いきや、またまたメチャクチャ歪んだギターとベースの音が進軍してくるかのようにズンズン響いてきます。ボーカルKYONOの声もめっさカッコいい。
大好きな曲です。

「Good Morning Japanese People.」とカワイイ子供の声で始まる3曲目の「G・M・J・P」もメチャクチャかっこいい曲。サビのところで「Good Morning Japanese People.」と入るコーラスは、絶対ライブで盛り上がったはず。
当時、MADのライブに行きたいと何度も思っていましたが、当時のライブハウスは今よりもかなり過激で、チキンな私は結局行かずじまいでした。(今なら間違いなく参戦すると思いますが。)
活動休止している今となっては、チキンな自分が残念でなりません。

4曲目の「彼女のKNIFE」は、タイトルからしてカッコいい。
これまでとは一転して、ハンドクラップと共に、アコギの音とKYONOの切ない歌声で静かに曲が始まります。
しかし後半、ノイジーなギター音と共にサビに入り、またアコギの音に戻るという構成が、意外と心地よい曲。赤ん坊の笑い声も印象的。

5曲目の「モルモット」は、まさにPUNK!! というような曲。ノイジーな音が気持ち良い。

6曲目の「JESUS IS DEAD.」は、KYONO の歌声と CRAY のハモりが気持ちの良い曲。
このころのCRAYの声は、少しブランキーのベンジーに似てるかな。

 

これだけバラエティに富みながら、基本はPUNK。でも歌メロはPOP。そしてノイジー。
この音を20年以上前に発表していた彼らは凄すぎます。
おススメは、もちろん「全曲」です。必聴。