[マンガ] 全力で取り組むと良いことがある

以前に紹介した「銀の匙」の最新刊が発売されました。
相変わらず良い雰囲気です。
学生生活を思い出します。

本書では、「エゾノー祭」のその後が描かれています。
大学生の頃、友人と 共に大学祭実行員会を立ち上げ、4年間運営してきたことを思い出します。

私たちの当初の目論見としては、大学祭で模擬店を出す為の資金調達を行うのに、大学祭実行委員会に入っていた方がなにかと有利であろうという考えだったのですが、気づいたら模擬店を行う余裕もなく、大学祭自体をメインで運営する方に回ってしまっていました。

実際、大学祭の準備や運営は想像以上に大変でした。
学部の1期生ということもあり、本当に何もなく、何から何まで完全に手さぐりで行っていました。
また、メンバーもこういったイベントの経験者は全くなかったため、本当に苦労したことを覚えています。
しかし、苦労の甲斐あって、大学祭4年目の時に、当初の目的であったようやく自分たちの模擬店を出すことができました。また、バンドを組み、自分たちが育ててきた大学祭で演奏することもできました。(演奏はボロボロでしたが。)
さらに、バス待ちをしていた近所の見知らぬおばさんに「今年の大学祭も楽しみにしているよ」と言われた時には、本当に嬉しくて涙がでそうでした。地域に密着した大学祭を目指した成果が出せたと思えた瞬間でした。

思い返してみると、4回生の時には、既に模擬店を出すことは結構どうでもよくなっており、大学祭でみんなが楽しく過ごせていることの方が大切になっていました。

社会人になってすぐの頃には「自分のやりたいことはこんな事じゃない!」と思うことがあるかもしれません。というより、私はそうでした。
しかし、ある程度の経験を積むまでは、その判断は早いと思います。
巡り巡って、実は自分の最もやりがいを感じるのは違うこともあります。
まずは、全力で目の前のことに取り組むことが大切だと思います。
良いことは、あとからやってきます。