[マンガ] 刑事ドラマとして面白い 機動警察パトレイバー / ゆうきまさみ

ゆうきまさみ氏の代表作、「究極超人あ~る」「機動警察パトレイバー」「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」は、大好きな作品です。今回は、「機動警察パトレイバー」です。
少し懐かしい作品ですが、「後藤隊長」がいいキャラなんです。

本が多すぎて収納できないため、整理しているところなのですが、ウォークインクローゼットの奥に「機動警察パトレイバー」があるのを見つけてしまい、ついつい作業の手を止めて読み返してしまいました。

この「機動警察パトレイバー」は、イングラム(警察のロボット)のカッコよさもありますが、出てくるキャラクターやセリフ、物語の展開のテンポが良く、面白いんです。

1巻のはじめのところで、主人公の泉野明がイングラムを見て

「こ・・・、これは・・・趣味の世界だね・・・・・・」

と呟くシーンで、この作品に引き込まれました。
ゆうきまさみ氏のこういうセンスが好きです。

特に好きなキャラクターは、「篠原重工の榊さん」「後藤隊長」。

「篠原重工の榊さん」は、下町の技術者という感じが好きです。
イングラムのメーカである篠原重工の製品に不良品問題があったと聞いて、先週最終チェックを行ったにもかかわらず、最終チェックをもう一度行うというシーンが

また、「後藤隊長」は、普段の顔と言動はまさに「究極超人あ~る」のR・田中一郎そのものなのですが、冷静かつ芯の通ったキャラクターで、自分の上司だったら非常に心強い存在だと思います。
ただ、何を考えているか読めないところがあり、そういう意味では非常に怖い存在かもしれません。

へたな刑事ドラマや小説より絶対に面白い内容です。
未読の方は、是非ご一読を。
ちなみに、映画にもなっています。