[音楽] 現実に立ち向かいつつ心を穏やかにさせてくれるアルバム #X_Japan

昨日のこともあり、余りテンションが上がりません。
また、何とも言えないモヤモヤ感があります。
心を落ち着かせ、さらに気持ちを奮い立たせてくれるような音楽を求めています。

今朝は、このアルバムを聴いて家を出よう。
X のバラード集 「BALLAD COLLECTION」。

テンションを上げるために無理やりアップテンポの曲を聴く気持ちにもならず、かといって、何を聴けば今の自分の気持ちとマッチするかいろいろと考えた挙句、実はあまり聞いていなかったアルバム「BALLAD COLLECTION」を聴いてみました。

「Forever Love」は、小泉純一郎元首相が好きな曲だと公言してから、やたら耳にするようになって、逆に余り聞かなくなっていました。
しかし、久しぶりに聴いてみたら、非常に心に染みました。
やはり、X は歌詞とメロディが素晴らしい。
そういえば、「Forever Love」のギターソロに関して、音楽雑誌かなにかで、Hide が「あえて美しい曲に変わった音色のソロを入れた」と言っていたのをふと思い出しました。

「Endless Rain」は、自分の X バラードランキングの中で、常に1・2を争う大好きな曲です。
改めて聴くと、TAIJI のベースラインが見事です。
曲の邪魔にならず、かつ盛り上げるところでは耳に残るフレーズを入れてくるあたり素晴らしいすぎです。
また、ギターソロのメロディも秀逸だと思います。
以前記事にしましたが、ギターを始めたころに練習した曲のうちの1曲でもあるため、思い入れがあるといのもあります。

アルバム「DAHLIA」の中で、一番 X の本気を感じた曲かもしれません。
「Crucify My Love」は。
出だしを聴いただけで、鳥肌が経ちました。
Toshi の声と非常にマッチしています。

「Alive」は、X にしては珍しく力強い曲調のバラードです。
メタル色が多少入ってて良い感じです。
こんな曲をインディーズでやっていたんですから、売れないはずがないです。

「Say Anything」は、アルバム「Jealousy」がリリースされた当時、「完成度に納得していない」という趣旨の発言を Yoshiki がしていた記憶があります。当時の私にも余り響かない曲でした。
しかし、歌詞を熟読しているうちにグッとくる瞬間がありました。
曲の最後の「Say Anything」と叫ぶ感じが何とも言えないです。

「Unfinished」でアルバムを締めくくる「BLUE BLOOD」というアルバムは、化け物すぎです。

「Tears」を聴くと、何故か奮い立たされる感じがします。
Yoshiki が亡き父親に想いを寄せて書いた曲だということを知ってから改めて歌詞を読んで涙しました。
この曲のギターソロのメロディも大好きです。
Yoshiki の曲に Hide のギターソロのメロディは最強の組み合わせです。

 

通して聴くうちに、少し気持ちが変化してきたのを感じています。
さすが、X です。

良いところだらけのこのアルバムですが、 1つだけ弱点があります。
それは、TAIJI 作曲の名バラード 「Voiceless Screaming」が入っていない点です。
いろいろ事情はあったと思いますが、この1点だけは大変座念です。

おススメは、「全曲!」。
捨て曲なしです。