[音楽] 歌詞の概念を根本的に破壊してくれたバンド

ずっと紹介したかったバンドです。
その名は、「マキシマム ザ ホルモン」。
何回かライブにも参戦していますが、大好きなバンドの1つです。
今回は3枚目のアルバム「ロッキンポ殺し」を紹介します。


私が好きになるアーティストは、「音」から入る場合と「歌詞」から入る場合があります。
あと、ライブからってのもあります。

マキシマム ザ ホルモン」の場合は、「音」から入りました。
しかし、「歌詞」を読んで、それまでの自分の歌詞の概念を完全に破壊されました。

マキシマム ザ ホルモン」を知ったのは、たまたま車で聴いていたラジオがきっかけです。
「めっさカッコいい!!」と思った瞬間、曲が頭から離れなくなりました。

なんていう名前のバンドだろうと思ってラジオに耳を傾けていると、「~ホルモン」とだけ聞こえました。
どうやら日本人らしいということだけは分かったので、レコード屋に行ってCDを探しました。

店員さんに「~ホルモンって言う名前のバンドで、こんな感じの曲」といって、鼻歌で説明したところ、その店員さんは分かってくれたようで、「あ~、多分『マキシマム ザ ホルモン』の『包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ』ですね。僕も好きなんです。ホルモン」との返答。
私自身は、「『包丁・ハサミ・カッター・ナイフ・ドス・キリ』なんていう名前の曲だったかな???」と半信半疑ながらCDを購入しました。

店員さんのカンは見事に当たっていました。
しかし、こんな歌詞の曲だとは思いませんでした。

中学生ぐらいの頃のモヤモヤ・ドロドロした感情をそのまま歌詞に乗せたというような感じです。
こういう歌詞のアプローチはメチャクチャ新鮮でした。
また、日本語の「音」の聴こえ方を研究しつくし、敢えて崩してそれをカッコよく聞こえるように再構築しているのは、見事としか言いようがありません。物凄い想像力だと感心します。

曲はキャッチーなのにヘビーだったり、デス声あり、スラップやレゲエありと、もうごった煮の状態。でも曲として纏まっているという、不思議な構成の曲が盛りだくさんです。

ライブにも何回か参戦していますが、メチャクチャ楽しいです。
次の日は首や脚が確実に筋肉痛になります。

しょうもないことを大真面目にやっている姿に、ある種感動すら覚えます。
ファンの心理も良く分かっているところが憎らしいです。
でも、こういうバンドが日本にいることが嬉しいです。

とにかく聴いて欲しい。アガります。

おススメの曲は、「1、2、4、6、7、8、9、10、11