予想以上に面白いです。北方三国志
語れるほどの三国志ファンではありませんが、吉川三国志は、ことあるごとに読み返していました。
北方三国志があることは、もちろん知っていたのですが、北方健三氏は、ハードボイルド小説のイメージが強かった為、三国志の世界とは合わないのではないかと思っていました。
しかし、食わず嫌いだということがわかりました。
吉川三国志とはまた雰囲気が違って面白いです。
まだ読み始めですが、私の董卓のイメージがかなり変わりました。吉川三国志の董卓は、ゲーム「真・三國無双」にでてくる董卓のイメージを想像して読んでいました。北方三国志の董卓は、そこまで悪人面ではないイメージです。
また、劉備のイメージも異なっています。吉川三国志の劉備は、かなり弱弱しいイメージですが、北方三国志の劉備はそこまで弱弱しいイメージは伝わってきません。
同じ題材でも書く人が異なると、ここまでイメージが違うというのが興味深いです。
それもこれも、三国志・三国志演義が良くできている話だからこそだということを改めて実感しました。