[書籍] こういう総集編はありがたい

最近、近所の書店で技術書を見かけることがなくなりました。
大型書店ですら、欲しい書籍をおいていないことが多いです。
特にIT関連の技術書は顕著だと思います。
非常に不便で悲しい状況です。

今から10年以上前の所謂「ドットコムブーム」ぐらいの頃には、近所の書店にすら「オライリー」があったりして、「一般の人は買わへんやろう?」と苦笑交じりに思っていながらもその状況を歓迎していました。
当時は、「Linux」や「オープンソース」が非常に盛り上がって来た頃で、IT関連の雑誌も沢山出版されていました。
有象無象の書籍で溢れている感がありましたが、私が知る限り、IT関連書籍において、一番勢いがあった頃ではないでしょうか。

ところが、時代の流れと共にIT技術者向けの書籍はだんだん減少してきました。
雑誌も大幅に減り、今や見つけること自体が困難を極める状況です。
# そもそも、今の状況の方が普通なのかもしれません。
# 専門書が一般の書店にあれば、それは専門書ではないかもしれないからです。

古い技術は、現時点では使われていないかもしれませんが、現在を知る上で非常に役立つことがあります。
しかし、その情報が週刊誌や月刊誌という形で提供されていると、保管しておくにも物理的に限界があるため、手放さなければならないこともあります。

ところが、この「Software Design 総集編 【2001~2012】」のように、過去10年以上に渡る情報をDVDという形で提供してもらえれば、物理的な場所も最小限にとどめるつつ、貴重な情報を手に入れることができます。理想を言えば、電子書籍版もリリースして欲しいと思っています。

こういう総集編は、他のジャンルでも行って欲しいです。
知識や情報は、共有してこそ活かされると思うのです。